トゥク トゥク トゥク!

すっかり梅雨空の毎日ですね。

5月に真夏日を迎えたと思ったら、冷んやりする日が続いたりして、

気温の変化になかなか体が追いつかない今日この頃。

体調を崩さないように気をつけたいと思います。

 

 

素敵な絵本との出会いがありましたので、そのことを書きたいと思います。

その絵本とは、ショーン・タンの「セミ」です。翻訳は岸本佐知子さん。

トゥク、トゥク、トゥク、というのはセミの鳴声。

ショーン・タンの絵も大変素晴らしいのはもちろん、ストーリーが逸品。

切なさ哀しさ、人間の業、などにザワザワしながら読み進めていくと、ラストでドクン、となります。

感想が擬音ばかりですが、心に湧く音を言語化するのは難しい…

 

もともと岸本さんのエッセイの大ファンでしたので、

5月に「セミ」の出版を記念して行われた岸本さんのトークイベントがあり、参加して参りました。

翻訳にまつわる貴重なお話をしてくださった中で印象深かったのは、

セミの話す人間の言葉が片言なのですが、原文は冠詞がないのだそうです。

アメリカに住む中国系の人々が話す英語に冠詞がないのだそうで、

翻訳は接続詞をなくすことで、原文のニュアンスを表現されてるんだなあ〜、と。

翻訳って奥が深い…

 

10年以上前に、とあるイラストスクールに通っていたのですが、

授業で「岸本さんのエッセイに挿絵を描く」という課題がありました。

何点かが選ばれ、原画のコピーを岸本さんにお渡しいただけることになり、

私の絵もその中の1点に選ばれました。

ある日、岸本さんのtwitterを見ていたら、なんとタイムラインに私の絵が!

岸本さんが気に入って下さって、ずっと飾っておられるとのこと。

すっかり舞い上がった私は原画を額装して、出版社を通して岸本さんへお送りしたのです。

すると、数日もしないうちに岸本さんからお礼の手紙が届き、なんとサイン本が同封されていました。

その本は、私が手紙で「拝読してみたい岸本さんの翻訳本」として挙げた作品の一つでした。

もう、驚きと嬉しさで、

「ピャ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」

と謎の叫び声が出ました。

人生に、こんな嬉しい出来事があるなんて。

 

『人生の折り返し地点』を迎えた年齢でも、このような宝物と思えるような経験ができるならば、

この先の人生も捨てたものではないなあ、と思いました。

 

この出来事を文章に残しておきたくて、

年末年始と秋にしか更新していなかったブログを、めずらしく更新しているわけなのです。

 

 

そしてそして、掲載のご報告と展示のお知らせがございます。

ホルベイン×ザ・チョイス「クロッキーメモの表紙を描く」川名潤さん選で、最終選考に残していただきました。

既に発売されていますが、イラストレーション222号87Pに掲載されております。

イラストレーション誌に掲載されたのは初めてで、じんわり嬉しさを噛み締めています。

 

 

 

以前、9月に個展を開催する旨をお伝えしましたが、

その前に、OPA galleryさんの企画グループ展「女を描く vol.11」に参加いたします。

5名のイラストレーターが、「女」をテーマとして幼少期〜老年期までの女性を5世代に分けて描いた作品を展示いたします。

現在、制作の真っ只中で、足をお運び下さる方々に楽しんでいただけるよう、一生懸命描いています。

会期は7月26日(金)〜31日(水) 11時〜19時、最終日のみ17時までですので、お気をつけ下さい。

初日は18時からオープニングパーティもあります。

開催近くになりましたら、サイトの方でもお知らせいたしますね。

 

 

 

企画展が終わったら、個展の準備で盛夏を迎えそうです。

ほとんど家から出ない予定… セミの声を聴きながら、頑張ります。

トゥク トゥク トゥク。

 


「ポスターを描く vol.6」、終了。

終わってしまいました…
ここでお知らせするのをすっっっかり忘れていました…なんてこと…!!

ホームページでお知らせしていたギャラリーDAZZLEさんのプロジェクト、
「ポスターを描く vol.6」に参加しておりました。

dazzle

以前から参加してみたいと思っていた企画展でした。
力を蓄えて経験を積んでから参加してみたいと思っていたのですが
去年個展をやって気持ちに勢いがついていたのか、
えいっと参加させていただくことができました。

こちらの展示は各12人のデザイナーとイラストレーターがタッグを組み、
商用ではできない印刷技術や実験を重ねて、ポスターグラフィックに挑戦するというもの。
イラストレーターにとってのワークショップにもなっています。

私がペアを組ませていただいたのはsoda designのタキ加奈子さん。
「アルファベットに浮かび上がるストーリー」というテーマでAから順番に童話を描いていくことになり、
今回は「赤ずきん」を描きました。
タイトルは「Alphabet no ohanashi」です。

赤ずきん1

完成した全体サイズはB1。
原画は600×600に収まるAの展開図に描いていて、
完成したAのサイズとほぼ同じです。

こちら、立体になっていまして…
右から〜〜

赤ずきん3


左から〜〜

赤ずきん2


アップで、どーん。

赤ずきん4

みっちりねっちり描いています。


立体になることは最初の打ち合わせ段階で決まっており、
実際にタキさんがスチレンボードで実寸ダミーまで作って下さって
その寸法を元にIllustratorで展開図を作って下描きのガイドにしました。
モチーフの位置や見切れの部分など立体にした時のイメージはちゃんとあったのですが、
搬入日に初めて見た完成品は、もうその想像を遥かに遥かに超えたものでした。

す、すごい!!!!
自分の絵がすごいのでは無く、
完成を予想してデザインして下さったタキさんが、
各パーツが原画とのズレが一切無くジョイントされてる立体の「A」を作って下さった光伸プランニングさんが、
もう、本当にすごい!!!!

イラストレーターの私ひとりでは絶対に作り上げることのできない世界を
タキさんが実現して下さいました。
本当に本当にありがとうございました。

足をお運びいただいたみなさま、身に余る評価を下さったみなさま、
新しく知り合えましたみなさま、すべてに大変感謝をしております。

ポスター展をコーディネートして下さった黒瀬さん、
ご自身も参加されてお忙しい中、本当にありがとうございました。
ギャラリーDAZZLEのオーナーの村松真理子さん、
このような機会を下さったことを厚くお礼を申し上げます。

とても幸せな時間でした。


このアルファベットシリーズは今後も続く予定です。
発表する場が持てましたら、またお知らせいたします。

 

10月になりました、ひつじに会いに。

秋もグッと深まり、ダウンベストを着た人をちらほら見かける季節になりました。
今秋は台風のニュースばかりだったような気がします。

夏の終わり頃から身辺がバタバタバタバタバタとしていて
気付いたら秋も終わりそうで、あっという間に冬になりそうな気配。
去年の今頃はちょうど個展へ向けて制作を始めた頃で、
ブログでも「たいへん、たいへん」なんて言ってばかりでしたね…
は、はやい。
この勢いですぐに寒くなりそうですね。
そこで、ちょっと暖かなお知らせです。




羊毛フェルト作家・花澤実子さんの展示『ひつじLabo』。
11月9日〜25日の期間に『吉祥寺糸モノまつり』という「糸モノ」にまつわる
多くのショップが参加するイベントがあり、その連動企画とのこと。
羊毛とお水と石鹸から作った大きなタペストリーが展示されます。

会場は吉祥寺の有名店、A.K Laboさん。
とっっっっても美味しいパンとお菓子のお店で、カフェもあります。
展示期間中は『ひつじLabo』とコラボしたひつじパンも販売されますよ〜。
DMでひつじと見つめあってるパンがそれ。
実は試作品をいただきまして、なんのためらいもなく頭からがぶりといきました。
いやー美味しかったです。

詳細はこちら↓



『糸モノまつり』と『ひつじLabo』は展示期間が違うのでご注意ください。
11月22日と23日はクリスマスを楽しみに待つための準備、という主旨の
クリスマス市『Marché de Noël』も開催されます。
8店舗も参加されるようでA.K Laboさんはホットワインを出されるとか。
私もクリスマス市が開催される時に伺ってみようと思います。
羊毛とホットワインでぬっくぬく。

花澤実子さん主宰の【ハンドメイドフェルトの企画・制作工房 Rice&Baguette】
のサイトはこちら、A.K Laboさんの詳細はこちらからどうぞ。

今回はDM制作をお手伝いさせていただきまして、デザインとイラストを私がやっています。
ひつじとパンをいっぱい描きました。








私はひつじが大好きなので、描くのがとても楽しかったです。
メェェェ〜。

久しぶりに伊香保のグリーン牧場に行きたくなりました。
園内をひつじ牧場へ向かって歩いていると
遠くからでもひつじの鳴き声が聴こえてきます。
メェェェ、メェェェ。

寒くなったら『ひつじLabo』へ。
ひつじに会いに行こう。


 

                 
| 1/2PAGES | >>